低用量ピルよりも副作用発症率が高いアフターピル

日本は先進国の中でも中絶の件数が多い国と言われています。これは性教育の不足など様々な要因が関係しています。こうした性教育の不足は、日本女性のピルに関する認識にも影響を与えています。欧米諸国などの先進国の女性は、ピルを使って避妊を自分の意思で行っています。しかし、日本の女性でピルを上手に利用している人はかなり少なくなっています。さらには、ピルに関する知識不足などからピルに対する偏見を持つ人も少なくありません。日本では避妊といえば、コンドームが一般的です。しかしコンドームによる避妊は男性の意思に任せられていることが多く、十分な避妊ができているとはいえません。
ピルには、低用量ピルとモーニングアフターピルがあります。低用量ピルは、医師の支持のもと定期的に服用するもので、避妊効果の他にも、婦人科系の病気の予防や生理痛の軽減など様々な用途で使用されます。モーニングアフターピルは、エマージェンシーピルや緊急避妊薬などとよばれるもので、コンドームなどの避妊をせずに性行為をした場合に、妊娠をしないよう行為の後から服用するものです。モーニングアフターピルは性行為の後72時間以内に服用しなければなりません。モーニングアフターピルは、低用量ピルよりも強い副作用があることが知られています。主な副作用は、吐き気とされておりますが、頭痛、めまい、倦怠感などが起こることもあります。また、吐き気によって嘔吐してしまった場合は注意が必要です。副作用でピルまで嘔吐してしまうと、ピルの成分が体に吸収されない可能性があり、これによって避妊が失敗する可能性があるからです。こうしたことを避けるためには、モーニングアフターピルと一緒に吐き気止めを飲むことがあげられます。また、嘔吐してしまった場合には、モーニングアフターピルを処方した医師へ相談し、指示を仰ぐ必要があります。